香ばしく焼き上げた鯵の開きは、ご飯が進む定番の和食メニューです。塩でしっかりと味付けされた鯵を丁寧に干してから焼き上げることで、身がふっくらと仕上がり、旨味が凝縮された深い味わいが楽しめます。外はパリッと、中はふんわりとした食感が特徴で、大根おろしや醤油を添えて召し上がると、一層風味が引き立ちます。朝食や晩酌のお供にもぴったりな、日本の家庭料理の王道です。
材料 (2人分)
鯵の開き: 2枚
塩: 適量
大根おろし: 適量
醤油: お好みで
・鯵の開き方
1.下処理
まず、鯵のうろこを包丁の背で軽くこすり落とし、頭を落とします。その後、腹を開いて内臓を取り除き、水でしっかりと洗います。腹の血合い部分もしっかりと取り除くと、魚の臭みを抑えられます。
2.背開きにする
鯵を背側から開きます。中骨に沿って包丁を入れ、尾の部分まで切り開きます。次に、包丁を骨に沿わせて腹側に向けて切り進め、片側の身を骨から外します。反対側も同じように切り離し、中骨を取り除きます。
3.塩水で下味をつける
塩水を作り(塩分濃度は約10%が目安)、開いた鯵を10〜15分漬け込みます。これにより身がしっかりと引き締まり、旨味が凝縮されます。塩水から取り出した後、軽く水気を切ります。
4.干す
開いた鯵を風通しの良い場所で、2〜3時間干します。日光に当てることで、魚の旨味が凝縮され、独特の風味が生まれます。天日干しが難しい場合は、冷蔵庫で一晩ほど干しても良いです。
作り方
1.鯵の開きを軽く水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
2.両面に塩を振り、10分ほど置いて水分を抜きます。その後、再度キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
3.魚焼きグリルまたはオーブントースターを中火にし、鯵の開きを皮目を上にして並べ、焦げ目がつくまで5〜6分ほど焼きます。
4.裏返してさらに2〜3分焼き、中まで火が通ったら取り出します。
5.お皿に盛り付け、大根おろしとお好みで醤油を添えて完成です。
ペアリングワイン
鯵の開きの塩気と旨味には、以下のワインがよく合います。
1.シャルドネ (Chardonnay)
シャルドネの豊かな果実味と酸味が、鯵の塩気と調和し、バランスの良いペアリングが楽しめます。特に樽熟成されたシャルドネは、香ばしい焼き魚との相性が抜群です。
2.ソーヴィニヨン・ブラン (Sauvignon Blanc)
ソーヴィニヨン・ブランの柑橘系の香りと爽やかな酸味が、鯵の旨味を引き立てつつ、さっぱりとした後味を楽しむことができます。
3.リースリング (Riesling)
やや甘口のリースリングは、鯵の塩気をまろやかに包み込み、軽やかな酸味が後味を引き締めてくれます。和食の魚料理と好相性です。
4.スパークリングワイン (Sparkling Wine)
スパークリングワインの泡が鯵の旨味と塩気を爽やかにリフレッシュし、食事全体を軽やかに仕上げてくれます。特にブリュットタイプのスパークリングワインが最適です。